なかなか改善しない腰痛に悩まされていませんか

  • 「家事をしていると腰に痛みを感じる」
  • 「長時間のデスクワークの後は腰に違和感を感じる」
  • 「ものを持ち、運ぶ際に腰がつらい」
  • 「前屈みの姿勢がつらい」

腰になんらかの不調を感じている方は、男女問わず非常に多く日本人の5人に1人が悩んでいると言われています。

腰や背中の痛みは、人間が二本足で立つという、腰や背中を酷使する生活を選んだ時点で宿命的に起こってしまうものだといわれています。主な原因として、加齢による骨や軟骨・靭帯などの劣化腰や背中に重い負荷をかける作業悪い姿勢などがあげられます。

「原因のある特異的腰痛」と「原因不明の非特異的腰痛」

腰は、身体中心にある「要」となっている部分であり、上半身の重さを支え、地面からの衝撃を受け止める重要な役割をもっています。

この部分に痛みを感じると、立つ、歩くなどの動作にも影響を及ぼし、日常生活にも支障が出ます。

酷使することの多い部位とはいえ、なぜこのように痛みが生じやすいのでしょうか。

腰痛の原因をみていきましょう。


【特異的腰痛】

腰痛は、原因を特定することができる腰痛とできない腰痛の2つのパターンに分ける事ができます。

原因を特定することができる腰痛は「特異的腰痛」と呼ばれています。
主に次のような病気が原因となり、腰痛を発症します。

●急性腰痛症

いわゆるギックリ腰です。荷物を持ち上げた時や体勢を変える動作などが原因で起こります。

ぎっくり腰は、腰の筋肉や靭帯が突然の負荷で痛めることによって起こります。急に腰が痛くなったり、腰を動かすことができなくなったりすることが特徴です。

当院では、ぎっくり腰の原因や症状を詳しく診察し、適切な施術を行います。まずは安静にし、炎症を抑えるため必要であればアイシングや湿布などの処置を行います。その後、患部周辺の筋肉をほぐし、関節の動きを改善するための手技療法、患部の抗炎症や早期回復のため超音波療法や鍼灸治療などを行います。

また、ぎっくり腰を再発しないようにするためには、適切な姿勢や体の使い方の指導、運動療法なども行います。日頃からのセルフケアなどの指導も行っております

当院では、経験豊富な整骨師が、患者様一人ひとりの状態に合わせた丁寧な施術を行います。ぎっくり腰でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

●腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは、腰椎の椎間板が飛び出して神経を圧迫する病気です。この病気の原因は、長時間の座り仕事や姿勢の悪さ、運動不足などが挙げられます。

腰椎椎間板ヘルニアは、腰痛やしびれ、脚の痛みなどの症状が現れます。この症状が出た場合は、すぐに専門医の診断を受けることが大切です。整骨院でも、痛みの緩和や筋肉の調整などの治療ができますが、重症の場合は専門医の紹介が必要です。

当院では、腰椎椎間板ヘルニアの治療に、骨格矯正やマッサージ、電気治療、温熱療法、鍼灸治療などを用いて、筋肉の緊張を緩和し、神経の圧迫を軽減することができます。また、正しい姿勢や運動療法の指導を行うことで、再発予防にもつながります。

腰椎椎間板ヘルニアは、放置すると神経障害や麻痺などの合併症を引き起こすことがあります。早期の診断と治療が必要です。整骨院では、患者さんの症状に合わせた治療プランを提供し、一人ひとりに適した治療を行います。お気軽にご相談ください。

●腰椎椎間関節症

腰椎椎間関節症は、腰椎の椎間板や椎間関節の変形や劣化によって引き起こされる症状の一つで、腰痛や足の痛み、しびれなどが現れることがあります。

当院では、腰椎椎間関節症の治療には、まず痛みの原因となる変形や劣化の状態を詳しく調べ、痛みの程度や範囲、患者様の生活環境や身体的な特徴などを考慮した上で、適切な施術をご提供しています。

施術内容としては、手技療法や運動療法、電気治療や温熱療法など、患者様に合わせた多彩な方法を用いて痛みの緩和や症状の改善を図っていきます。また、症状の軽減や再発防止のために、姿勢や生活習慣の見直しや、ストレッチや筋力トレーニングなどの予防的なアドバイスも行っています。

●腰部脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症は、脊椎の中にある脊柱管内の神経や髄液に圧迫がかかることで、腰痛や足のしびれ、脚の痛みなどの症状が現れる疾患です。

一般的に、脊柱管狭窄症の原因は、加齢や慢性的な過負荷による脊椎の変形や変性が考えられています。また、過剰な運動やスポーツ、姿勢の悪さなども要因となることがあります。

当院では、脊柱管狭窄症の治療において、まず症状の程度や原因を確認し、痛みを和らげるための施術を行います。施術内容としては、鍼灸やマッサージ、ストレッチ、運動療法などがあります。

施術の結果、症状が改善された場合でも、運動療法や姿勢改善などの指導を行い、再発予防につなげます。また、必要に応じて他の医療機関との連携を行い、症状の改善に向けて全力でサポートしていきます。

●脊柱分離症/すべり症

腰椎分離症とは、腰椎の椎間板が破損し、腰椎の骨が分離する疾患です。腰椎は、上半身と下半身をつなぐ大切な役割を持っていますが、腰椎分離症になると、腰痛や下肢の痛み・しびれなどの症状が現れることがあります。

当院では、腰椎分離症の患者さんに対して、痛みの原因となる筋肉の緊張を緩和する施術を行います。具体的には、骨盤の歪みを整えたり、筋肉のストレッチやマッサージを行ったりすることで、痛みの軽減や症状の改善を目指します。

また、患者さんの生活習慣や姿勢の改善にも重点を置いています。日常生活での正しい姿勢や運動の仕方を指導し、再発を防止するためのアドバイスを行っています。

腰椎分離症でお悩みの方は、整骨院にご相談ください。専門のスタッフが丁寧に対応いたします。

●骨粗鬆症 

骨粗鬆症は、骨の量や質が低下することで骨の強度が低下し、骨折しやすくなる疾患です。主に閉経後の女性に多く見られますが、男性や若い女性でも発症することがあります。

骨粗鬆症は、自覚症状がほとんどないため、骨密度測定を行い、早期発見・早期治療が重要です。治療法としては、食事療法や運動療法、薬物療法などがあります。また、日常生活での予防策として、バランスの良い食事や適度な運動、禁煙や過度な飲酒を控えることが大切です。

当院では、骨粗鬆症の進行防止や予防に取り組んでいます。骨に適度な負荷が加わる運動が重要になってきますので運動療法のアドバイス、また痛みが出ている場合は疼痛の緩和治療をして運動ができる状態にすることも重要になってきます。そして食事療法のサポートなど、患者様一人ひとりに合わせた治療プランをご提供しています。鍼灸治療やマッサージなどの施術も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

【非特異的腰痛】

前述の特異的腰痛とは異なり、特定の原因がないものを「非特異的腰痛」と言います。

「非特異的腰痛」は様々な原因が重なり合い症状として出てきます。

◆長時間のデスクワークによる前傾姿勢

近年パソコン操作をする機会が増えたことで、長時間座った姿勢で仕事を行う方が多くなっています。
長時間同じ姿勢で過ごすことで、筋肉に過度な負担が生じ腰痛を引き起こしやすくなります。

また、パソコン画面に集中するあまり前傾姿勢になってしまうことで骨格のバランスが崩れ腰痛に繋がることもあります。
その他にも姿勢はとても重要で「猫背」や「反り腰」などの悪姿勢は筋肉に偏った負荷が生じ腰周辺の筋肉を傷め腰痛を起こしやすくなります。

◆運動不足

また、女性や高齢の方など、腹筋がうまく使えていないと腰の骨を支えることができなくなり、腰痛のリスクが増すことがあります。
腹筋や背筋など腰周りの筋肉を意識し生活することで腰痛の予防に繋がります。

◆ストレス

意外かもしれませんが身体的・肉体的「ストレス」が腰痛を起こしていることもあります。
身体は過度なストレスを長時間感じ生活していると、痛みを抑制する脳内物質の分泌が減少してしまいます。
するとわたしたちは痛みを感じやすくなります。

治療法

当院では、腰背部痛の方にはその痛みの原因が何かを医学的徒手検査などを交えて探っていきます。そして原因と症状に合わせた治療法の提案を行い、患者様とご相談させていただいてから施術に入ります。その際、それぞれの治療法のメリット、デメリットもしっかりお伝えしますのでご安心ください。